神社でののぼり旗の使い方

のぼり旗は、普通に考えると商品を売るためや店の存在をアピールする
商業広告とみますが、実際にはそれのみの機能だけではないです。

場所によってそののぼり旗への知識を増やすことや立てることで、空間の意味を持たせることにも役立ちます。

その代表例として神社があります。
神社では、神秘的でその荘厳な空間演出をするという重要な機能があります。
神殿へのとつながる階段に、丹塗の赤染めで白抜きしてある旗が
たなびいている風景をよく目にします。

一般的にその旗のたなびく綺麗な赤をみるだけで、その場所に神聖な雰囲気を
創造していると感じる方は多いと思われます。

神聖な空気

この鳥居の赤に通じるも色に感動を覚え、神様が鎮座する神社に来ていると
実感できます。

それゆえにのぼり旗の色あいはたいへん重要で、これが紺であれば
お寺のイメージになり、空間演出として意味が薄れるので、必ず鳥居や
社の丹に合わせた色でののぼり旗で遠くからでもよくわかるように立てるのが
最適であるといえます。

遠くから

 

のぼり旗の持つ意味について

縁日や展示会などの特別なイベント時に頻繁に用いられているのぼり。
のぼりというのは、細長い布の上と横を竿に括り付けた旗の一種で
古くから日本で使用されている旗の一種でもあります。
のぼりを使用することにはどのような意味や効果があるのでしょうか。
のぼりは、独自の心理効果を上げる目的で古くから、神社仏閣に立てられたり
戦の際に用いられたりしてきました。
のぼりを立てることによって、イベントを行う側の士気を高めたり、
のぼりを見ている人の気分を高揚される意味や効果があると考えることができます。
現代日本においても力士を応援する際に用いられることがあるのは、
昔、戦の際に用いられていたことと同じ意味を成していると考えることが
できるでしょう。
のぼりの意味
サッカーなどではサポーターが名前入りののぼりを作ったりします。
それが寄付に繋がっていたり、一致団結の士気を高めたり。
いろんな効果を発揮します。
巨大のぼり旗なんてのもあります。
また両面異なる柄も染色できるのぼり旗もあります。
防炎加工、実は、室内に置いて、手に触れるのぼりであれば
加工を施さなければいけません。
つまり、よくあるアートフェスタで出すのぼりなんかは必須です。
知らないでは通じないことは実は沢山あります。
一度要項をきちんと読みかえしてみようと思います。

カラフルな配色には理由あり!「相撲のぼり」に隠されたルールについて

歴史が古い一方で最新の技術で手掛けなくてはならないのぼりを
最も使っている場所に、相撲が挙げられます。
大相撲の本場所、その会場の入り口であれば力士の名前が描かれた
カラフルな旗の数々が立てられているものです。
そんな相撲のぼりにはルールがあります。
まずサイズは幅70cmで、高さが540cmである事が基本です。
一般的なのぼりの高さは180cmであるため、かなり大きいと言えます。
しかしサイズが相撲のぼり特有のルールではないです。
その特有のルールはカラフルな配色に隠れています。
例を挙げるなら力士の名前の色です。
力士の名前には黒を一切使っておらず、またスポンサーには赤を用いて
いないですが、これは縁起を担いでいるからに尽きます。
のぼりの配色
力士には黒星がつかないよう、スポンサーには赤字にならないよう
心掛けているわけです。
他にも色にこだわっている部分にのしが挙げられます。
旗ののしの部分には茶色と水色を用いていませんが、これには「勝負に
茶々や水を差したりしないように」という祈りが込められた結果、
今に至っているものです。
余談ですが、力士の名前は少し右上に向いているのが特徴的ですが、
これは力士の成績が「右肩上がりになるように」という願掛けからきた
ルールとなっています。